「ずらす」と「づらす」はどっちが正しい?意味・使い分けをやさしく解説

「ずらす」と「づらす」はどっちが正しい?意味・使い分けをやさしく解説 疑問
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「ずらす」と書くべきか、「づらす」と書くべきかで手が止まった経験はないでしょうか。
音がほとんど同じため、会話だけでなくネット上の投稿や文章でも混同されがちな表現です。

しかし、この二つの表記には実ははっきりとした基準があり、文化庁の定める現代の仮名遣いに沿って使い分ける必要があります。

この記事では、それぞれの正しい表記と使い分けの考え方を整理し、迷いやすい場面でも即座に判断できるポイントを丁寧に紹介します。

最後まで読めば、「ず」と「づ」の違いにもう振り回されることはなくなるはずです。

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「ずらす」と「づらす」はどっちが正しい?

「ずらす」と「づらす」の意味の違いを解説

日本語の中でも、「ずらす」と「づらす」はよく迷われる言葉のひとつです。

どちらの書き方が正しいのか、正式な表記ルールに基づいて解説していきます。

まず結論:「ずらす」が正解

先に答えを示すと、用いるべき表記は「ずらす」です。

公的な表記基準である文化庁の現代仮名遣いでも、この動詞は「ずらす」と書くことが正しいと定められています。

そのため、「時間をずらす」「位置をずらす」など、どのような場面でも「ず」を使うのが適切です。

一方で「づらす」という表記は、文章によっては誤りと判断されることが多く、使用には気をつけたほうがよいでしょう。

表記 正誤 例文
ずらす 〇(正しい) 椅子を少しずらす。
づらす ×(誤り) 椅子を少しづらす。

「づらす」が誤用されやすい理由

「づらす」と書いてしまう人が多い背景には、音の聞こえ方が大きく関係しています。

日本語では「ず」と「づ」がほとんど同じ発音になるため、耳から入る情報だけでは正しい表記を判断しにくくなりがちです。

さらに、「読みにくい」を意味する「見づらい」などの表現が頭に浮かび、その影響で誤った表記を選んでしまうケースも少なくありません。

音が同じでも、言葉ごとに意味や由来が異なることを意識すると、こうした書き間違いは防ぎやすくなります。

間違えやすい理由 正しい理解
発音が似ている 「ず」「づ」は現代ではほぼ同じ音
「〜づらい」に引きずられる 「ずらす」と「づらい」は別の語源

「ずらす」と「づらす」の意味の違いを解説

「ずらす」と「づらす」の意味の違いを解説

次に、2つの言葉の意味を具体的に見ていきましょう。

実際の使い方を知ることで、どう使い分けるべきかがはっきりわかります。

「ずらす」の意味と使い方(位置や時間を動かす)

「ずらす」は、もともと「位置や時間を少し動かす」という意味を持っています。

たとえば「予定をずらす」「帽子をずらす」など、ものや時間を少しずつ移動させるニュアンスがあります。

つまり、ある基準からズレを生じさせる行為を指す言葉です。

使用例 意味
予定をずらす 時間を変更する
椅子をずらす 位置を少し動かす
責任をずらす (比喩的に)責任を他人に移す

「づらす」と「ずらす」を混同しやすい例

本来「づらす」という表記は正しくありませんが、特定の言葉が頭に浮かぶことで誤解が生じやすくなります。

代表的なのが、「見づらい」「話しづらい」といった表現を思い出し、その流れで「帽子をづらす」などと書いてしまう例です。

ただし、これらの語は意味も成り立ちも別物です。

位置や状態を変える行為を表す「ずらす」と、困難さを示す「〜づらい」では、品詞や役割がまったく異なる点を押さえておきましょう。

言葉 品詞 意味
ずらす 動詞 位置や時期を動かす
〜づらい 形容詞 〜するのが難しい

「ずらす」「づらす」の正しい使い分け方

ここでは、「ずらす」と「〜づらい」という似た言葉の関係を整理して、正しい使い分け方をわかりやすく解説します。

どちらも「ず」と「づ」を使うため混同しやすいですが、意味や使い方はまったく異なります。

「ずらす」と「〜づらい」の違いを整理

「ずらす」は動詞であり、「〜づらい」は形容詞の一部として使われます。

つまり、「ずらす」は何かを動かす行為、「〜づらい」は「〜しにくい」という気持ちを表す言葉なのです。

動作を伴うなら『ずらす』、感覚を表すなら『〜づらい』と覚えておくと便利です。

言葉 品詞 意味 例文
ずらす 動詞 位置や時間を動かす 予定をずらす。
〜づらい 形容詞 〜するのが難しい 見づらい字ですね。

実際の文でチェック!正しい表記の判断ポイント

では、文の中で「ずらす」と「〜づらい」を見分けるにはどうすればいいのでしょうか。

判断のコツは語尾が「〜する」かどうかを確認することです。

「〜をずらす」と言えるなら「ずらす」が正解、「〜しづらい」と言えるなら「づらい」が正しい使い方です。

語尾の変化を見るだけで間違いを防げるというわけですね。

誤用例 正しい表現 ポイント
椅子をづらす 椅子をずらす 動作なので「ず」
見ずらい 見づらい 感覚なので「づ」

日本語の表記ルール(清音と濁音の使い分け)

「ず」と「づ」を間違えやすいのは、そもそも日本語の発音と表記の関係が複雑だからです。

この章では、文化庁が定める表記ルールに基づいて、正しい使い分けを整理します。

国語辞典・文化庁の表記基準に基づく解説

文化庁の『現代仮名遣い』では、「ず」と「づ」の使い分けを次のように定義しています。

同じ語の中で連濁(れんだく)によって濁るときは『づ』、それ以外は『ず』を使うというルールです。

連濁とは、2つの言葉が結びついたとき、後ろの語の最初の音が濁る現象のことです。

ルール 説明
連濁がある場合 もとの語が結合して濁音になる はな+つ゛つ(→はなづつ)
連濁がない場合 単独で使われる語 ずらす、ずっと、まずい

つまり、「ずらす」は単独の動詞なので「ず」を使い、「づらい」は「つらい」が変化した語なので「づ」が使われます。

このように、語の由来によって表記が決まるのです。

他にもまぎらわしい言葉の例(例:「つづく」「つずく」など)

「ず」と「づ」を迷う言葉は、ほかにもいくつかあります。

代表的なものを見てみましょう。

言葉 正しい表記 誤りやすい表記
つづく 〇 つづく × つずく
まじづらい 〇 まじづらい × まじずらい
いなづま 〇 いなづま × いなずま

こうした言葉は、意味や語源を知ることで自然と正しい表記が身につきます。

特に日常で使う頻度が高いものは、辞書で一度確認しておくのがおすすめです。

まとめ:「ずらす」と覚えておけばOK

ここまで、「ずらす」と「づらす」の違い、そして正しい使い分け方を解説してきました。

最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。

日常で迷ったときの確認方法

日常で迷ったときは、まず「動かす」なら『ず』、「しにくい」なら『づ』というシンプルな基準を思い出しましょう。

「ずらす」は動作、「づらい」は感覚を表す――この区別さえできれば、誤用はほとんど防げます。

判断の基準 正しい表記 例文
動作を表す ずらす 会議をずらす。
感覚を表す 〜づらい 見づらい文字。

また、迷ったら文化庁の「現代仮名遣い」や辞書を確認する習慣をつけるのもおすすめです。

正しい日本語に触れる回数を増やすことで、自然と正しい表記が身につきます。

言葉の感覚を磨くコツ

言葉の感覚を磨くには、正しい日本語を「見る」「書く」「聞く」の3つを意識的に繰り返すことが大切です。

たとえば、新聞やニュースサイトの見出しを注意深く読んでみると、実際の表記ルールが自然と身についていきます。

また、子どもや学生に教えるときも、難しく考えずに「どっちが動かす?どっちが感じる?」と一緒に確認すると、理解が深まります。

練習法 効果
ニュース記事を音読する 正しい発音と表記の感覚が身につく
SNSで気づいた誤用をメモする 記憶に残りやすくなる
子どもとクイズ形式で遊ぶ 楽しく覚えられる

つまり、「ず」と「づ」の違いは難しく見えても、日常で意識的に使っていけば自然と身につきます。

迷ったら「ずらす」と覚えておけば大丈夫です。

言葉の正しい使い方を身につけることは、相手に伝わる文章を書く第一歩になります。

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