朝メイクをしてもすぐ崩れてしまう、日焼け止めと下地を一緒に使うとヨレやすい…そんな悩みを感じたことはありませんか?
このページでは、初心者の方でも分かりやすく、日焼け止めと化粧下地の正しい使い方と順番を解説します。基本的なポイントを押さえることで、メイクの持ちがぐっと良くなり、自然で美しい仕上がりを長時間キープできるようになります。
毎日のメイクをより快適に、そして自分の肌に合った方法で楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ「崩れる」と感じるの?

朝きちんとメイクをしても、昼にはヨレてしまう。
そんな経験はありませんか? その原因の多くは、日焼け止めと化粧下地の組み合わせ方や使い方にあります。
日焼け止めは紫外線から肌を守るためのもの、下地はファンデーションを密着させるためのもの。目的が違うので、重ね方を間違えるとお互いの効果を打ち消してしまうことがあるのです。
加えて、使う量や塗るタイミング、スキンケアの状態によっても仕上がりは大きく変わります。
たとえば、化粧水や乳液が肌に十分なじむ前に日焼け止めを重ねると、ベースが滑って密着しにくくなります。
また、日焼け止めが乾く前に下地をのせると、混ざり合ってムラができやすくなり、時間が経つとヨレやすくなるのです。
また、湿度や皮脂量、季節によっても崩れ方は変わります。
特に夏は汗と皮脂が多く、油分の多い日焼け止めを使うとヨレやすくなります。
逆に冬は乾燥によって粉浮きしやすくなるので、保湿成分のある下地を取り入れるとよいでしょう。
気候や環境に合わせて使うアイテムを変えるのもポイントです。
さらに、マスクの摩擦や長時間の外出など、日常的な動作も崩れの一因になります。
鼻や頬など、こすれやすい部分は特に注意が必要です。
こうした細かな要因を知っておくと、メイクが崩れにくい仕上がりに近づけます。
日焼け止めと下地を両方使うべき?

結論から言うと、肌質や使うファンデーションによって変わります。
乾燥肌の方は保湿力のある下地を重ねた方がメイクが長持ちしますし、脂性肌の方は皮脂吸着タイプの下地を使うと崩れにくくなります。
混合肌の方は、TゾーンとUゾーンでアイテムを使い分けるとバランスがとれます。
また、季節や生活環境によっても使い方は変わります。
夏場は汗や皮脂が多く出るため、サラッとした使用感の日焼け止めと皮脂を抑える下地の組み合わせが向いています。
一方で冬場は乾燥しやすいので、保湿効果の高い下地を選び、日焼け止めも保湿成分入りのものを取り入れると良いでしょう。
屋内で過ごす時間が長い場合は軽めのSPFでも十分な場合があります。
最近は、日焼け止め効果を兼ねた下地も多く販売されています。
時間がない朝や軽めのメイクの日は、そういったアイテムを選ぶのもおすすめです。
ただし、SPFやPAの数値だけでなく、肌なじみやテクスチャー、仕上がりの質感もチェックしましょう。
肌に合った製品を選ぶことで、崩れにくく自然なツヤ感を保てます。また、ファンデーションとの相性も大切です。
リキッドファンデの場合は水分とのなじみが良い下地を、パウダーファンデならさらっとしたタイプを合わせるときれいに仕上がります。
日焼け止めと下地を上手に使い分けることで、季節やシーンに合わせた理想のベースメイクを作ることができます。
崩れを招くNGな使い方
順番を間違える
下地の前に日焼け止めを塗るのが基本です。
逆にすると、下地の密着力が下がり、ファンデーションが浮きやすくなります
。特に、保湿クリームを多めに使った後などはベースが油分で滑りやすくなるため、日焼け止めと下地の順番を意識するだけでも仕上がりが大きく変わります。
正しい順番を守ることで、メイクが肌に均一にのり、時間が経っても崩れにくくなります。
塗りすぎる
どちらも「多ければ良い」わけではありません。厚塗りはヨレの原因になります。
薄く均一にのばしましょう。指先やスポンジで優しく広げるように塗ると、ムラになりにくく、自然な仕上がりになります。
また、頬や鼻など、紫外線を受けやすい部分には重ね塗りをして調整すると、UV対策とメイクの持ちを両立できます。
反対に、まぶたや口まわりなど動きの多い部分は厚く塗らないようにしましょう。
すぐに重ねる
日焼け止めを塗ったあと、すぐに下地を重ねるとまだなじんでいない状態で混ざってしまいます。
1〜2分ほど置いてから次のステップに進むのがポイントです。
時間をおくことで日焼け止めの膜が安定し、下地の密着度が高まります。
急いでいるときは、うちわや扇風機の風を軽く当てて乾かすのも一つの方法です。
また、全顔を一度に塗るより、部分ごとに少しずつ仕上げていくとムラになりにくく、より均一なベースが完成します。
崩れないための正しい使い方
順番を守る
「スキンケア → 日焼け止め → 下地 → ファンデーション」の順番が基本です。
この順番を守ることで、各アイテムの役割がきちんと発揮され、仕上がりが格段に安定します。
スキンケアの段階では、化粧水や乳液をしっかりなじませてから次に進むことが大切です。
保湿が十分でないと、日焼け止めや下地がうまく伸びず、ムラの原因になります。
スキンケア後は1〜2分おいてからベースメイクを始めると、より自然な仕上がりになります。
塗りすぎない
顔全体に厚く塗るのではなく、頬や鼻など紫外線を受けやすい部分を中心に薄く重ねるのがコツです。
必要な箇所にだけ重ねることで、厚ぼったく見えず、崩れにくいベースが作れます。
スポンジや指先を使って少量ずつ丁寧に広げると、余分な油分が肌に残りにくく、自然なツヤ感を保てます。
もしムラが気になる場合は、軽くたたき込むように仕上げるとより密着します。
ティッシュオフをする
下地を塗った後に軽くティッシュで押さえると、余分な油分が取れてメイクが崩れにくくなります。
特にTゾーンや小鼻の周りは皮脂が出やすい部分なので、やさしく押さえるようにしましょう。
ティッシュで軽く抑えるだけで、ファンデーションのノリがぐっと良くなります。
より丁寧に仕上げたい場合は、清潔なスポンジで軽く押さえても同様の効果が得られます。
肌になじませる時間を取る
下地の後は少し時間をおいて、ファンデーションを重ねると密着度が上がります。
この“なじませ時間”をとることで、ベースが肌に安定し、メイク崩れを防ぐことができます。
急いでいるときでも30秒ほど待つだけで違いが出ます。
メイク中に唇の保湿や髪の準備をしておくと、自然と時間をおけます。
最後に手のひらで顔全体を包み込むようにして軽く温めると、よりしっかりと肌になじみ、仕上がりが美しくなります。
崩れにくいおすすめの組み合わせ
下地一体型UV下地
時間がない朝に便利で、重ね塗りのムラが起きにくいタイプ。
これ一つでベースメイクが完了するため、時短メイクにもぴったりです。肌になじみやすく、ナチュラルなツヤ感を保ちながら紫外線対策ができます。
特に忙しい朝や旅行先では重宝されるアイテムです。
皮脂吸着系日焼け止め+保湿下地
夏に向いており、テカリを抑えつつ乾燥を防ぎます。
皮脂コントロール成分が含まれている日焼け止めを使うと、汗や皮脂による崩れを防ぎやすくなります。
保湿力のある下地と組み合わせることで、皮脂を抑えながらも乾燥によるヨレを防ぐことができます。
長時間外に出る日や、マスクをつける場面にも適しています。
口コミで人気の組み合わせ
同じブランドラインでそろえると、成分の相性が良く崩れにくくなります。
ブランドごとに日焼け止めと下地が一緒に使われることを想定して作られているため、仕上がりに統一感が出ます。
特に口コミで評価の高いペアは、実際の使用感も安定しており、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
さらに、自分の肌質に合わせて「マット仕上げ」や「ツヤ仕上げ」など質感を選ぶと、より満足のいく結果が得られます。
崩れにくい肌を育てるためにできること
日焼け止めと下地の関係だけでなく、普段のメイク習慣も大切です。
クレンジングでしっかり落とすこと、夜の保湿を怠らないこと。
この基本を守るだけでも、次の日のメイク持ちが変わります。さらに、メイク前後の肌の状態を整えることもポイントです。
洗顔後はすぐに保湿し、乾燥を感じる部分には重ねづけを。就寝前は乳液やクリームでしっかりとフタをして、翌朝の肌のうるおいをキープしましょう。
また、週に1〜2回の角質ケアを取り入れると、下地やファンデーションの密着度が上がり、崩れにくい肌作りにつながります。
朝のメイク前に軽く冷やしたタオルで顔をおさえると、毛穴が引き締まり皮脂の出にくい状態を作ることもできます。
まとめ
日焼け止めと化粧下地を両方使うときは、順番・量・時間を意識するだけでメイクの持ちがぐっと良くなります。
さらに、アイテムの組み合わせ方や塗り方を工夫することで、日中のヨレやテカリを大幅に防ぐことができます。
たとえば、気温や湿度に合わせて下地の質感を変えるだけでも、メイクの持ちは違ってきます。
夏はさらっと軽いテクスチャーの下地を、冬はしっとり保湿タイプを選ぶと良いでしょう。
また、メイク前に鏡の前で全体のバランスを確認し、顔の中でも皮脂が出やすい部分や乾燥しやすい部分に合わせて塗り分けるのもポイントです。
毎日のちょっとした工夫で、ベースメイクがぐっと安定し、自分の肌に合った美しい仕上がりを長時間キープできます。
相性の良いアイテムを見つけて、自分の肌に合ったベースメイクを楽しんでください。
